かまいたちの夜×3

香山 全選択肢


A 「例の写真、できとるかな」
B 「霊の写真、見せてもろてええかな」

A ややこしい約束事の一つ一つに目を通していった。
B ややこしい約束事を見るのが面倒になった。

A 「まぁ、とりあえず休んでくれ」
      A 「そんなこと言わんとゆっくりしたらええがな」
      B 「うーん、そうやな・・・・・・」
B 「早速やが、料理の準備にかかってくれるか?」

A その写真を見て、在りし日の思い出に浸った。
B 夏美からもらった形見のネックレスをぎゅっと握りしめた。
C 口を尖がらせ、その艶やかな唇に迫った。

A わしは苦笑いを浮かべながら春子の様子をうかがった。
B わしは仁王のように目を剥いて透くんを睨みつけた。
C わしは聞こえなかった素振りで天井に目を泳がせた。

A みどりちゃんの話はあまりするべきやないと思い、夏美の話をすることにした。
B 刑務所に入ったみどりちゃんのことが気にかかり、俊夫くんに訊いた。 

A お経を読み上げた。
B 夏美との思い出話を皆に語って聞かせた。
C 自慢の喉を披露した。

A 「ほな、透くんにお願いしようか」
B 「ほな、じゃんけんにしようか」

A この館を修復した業者に、怪しい場所がなかったかを確認するためや。
   A すかさず頭の中の電卓のスイッチを入れた。
   B しかし、この島に来た本来の目的を思い出した。
B 例の祈祷師に、ほんまに財宝があるのか占ってもらうためや。
   A わしはしぶしぶ諦めることにした。
   B わしはどうしても諦めきれんかった。

A 「商売繁盛か?」
B 「永遠の愛?」
C 「災いは忘れた頃にやってくる?」

A 岸猿家の財宝とやらに、本気で興味を覚え始めた。
B 岸猿家の怨念がどうのという話を思い出し、急に寒気を覚えた。

A 「透くん、先に行ってもええで」わしは大人らしく遠慮して、透くんに先を譲ってやった。
B 「ほな今日はこのへんで勘弁しといたろうか」わしは大人の余裕を見せ、来た道を戻ることにした。

A 「ほな、どうするんや?」
B 「どや、うち来んか?」

A 「だ、誰や」わしはおそるおそる振り返った。
B 「そこか!」わしは振り向きざまに空手チョップを繰り出した。

A 「これほんまに死んでんのか」
B 「これがわしの大往生っちゅうことか」
C 「わしの会社どうなってしまうんやろか」

A 「うーんせやな、どうやら他に選択肢はないみたいやし」
B 「せやけど、商人はあんまり攻撃力ないで?」

A 「おまえら、やめんか!」わしは慌てて大声をあげた。
B わしは急いでドアへ向かおうとした。

A 「こら!もっと大事に扱わんか!」わしは透くんに蹴りを入れた。
B 「あかん、ヘヤーが乱れる・・・・・・」わしはもう一人のわしの頭髪をかばった。

A わしはそれを見て青ざめた。
B わしは叫ばずにはいられなかった。

A 泣き続ける春子に自分の元気な姿を見せようとした。
B なんとか自分の体に戻れないか試してみた。
C 啓子ちゃんの様子が気にかかった。

A 後ろを向いて尻から飛び込んでみた。
B 腹を最小限に引っ込めてすり抜けようとした。
C 道頓堀に飛び込む要領で宙を舞った。

A ちゃんと人の形をしているのでひとまず話しかけてみた。
B あまりに陰気な雰囲気なので、関わりたくないと思って通り過ぎた。

A 「家内安全商売繁盛・・・・・・」
B 「臨兵闘者皆陣・・・・・・」
C 「寿限無寿限無五劫の擦り切れ・・・・・・」
D 「餃子一日百万個・・・・・・」
※ この辺、未確認

B 「レイ・ザン・ゼツ?」
C 「レツ・ザイ・ゼン?」
※ この辺、未確認

H 「臨兵闘者皆陣裂在前!」
※ この辺、未確認

A 渾身の力を込めて暴れまくった。
B 祈りを込めて夏美にもらったネックレスを握り締めた。
C ポケットから割引券を取り出した。

A 最後の力を振り絞って抜け出そうとした。
B 情に訴えかけようと、もの悲しい歌声を響かせてみた。
C この言葉が最期になることを予感して夏美に遺言を託した。

A 大上段に構えて伊右衛門の亡霊に切りかかった。
B 大きく振りかぶって頭蓋骨目がけて振り下ろした。

<終わり>
 

未確認メモ

G 「臨兵闘者皆陣劣斎全!」
C 「臨兵闘者皆陣劣斎全!」
F 「臨兵闘者皆陣劣斎前!」
F 「臨兵闘者皆陣劣斎前!」

香山ザッピング 22:15
H 「臨兵闘者皆陣裂在前!」

          トップへ戻る